物件をさがせ!

今回は、DOORzとなる物件にたどり着くまでのお話を書いてみようと思います。
 
2013年2月の記録より。
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芦野で宿をやりたいと思って、はや8ヶ月。
空き家はたくさんあるのに、なかなか大家さんにたどり着けず、時間は過ぎていきました。

そして2013年になり、私たちは宿の開業を急ごう、と決めました。
しかし、私は地元のツテなど皆無です。
芦野出身のタッちゃんがいろいろと手を尽くしてくれて、
タッちゃんのお母さんにもご協力していただき、
やっと、お家を貸してもいいという方に、巡り会うことができました。
 
お家の中を見せていただきましたが、
一年前までは親戚の方が住まれていたということで、
すぐにでも住めるような、良好な状態でした。
場所も、雰囲気も、とてもしっくりきました。
やっと見つかった理想のお家。
でも、ほんとうにここで宿ができるのか??
 
ゲストハウスを開業するには、『簡易宿所営業』という許可が必要です。
まずは、お家の図面を見せてもらって、保健所と相談しなければなりません。
 
不動産屋さんを介した物件探しであれば、
きっと図面を先に見せてもらえるのでしょうが、
私たちの場合は大家さんとの直接交渉。
しかも築50年のお家です。
図面なんてあるのかな?
もと不動産屋のタッちゃんの指示のもと、
私は『法務局』というところに初めて行ってみました。
 
法務局には登記簿というのがあって、そこに登記されているものについては、
「この土地はだれのもの?」とか、
「この家はどんな構造?」ということがわかるようです。
受付で親切なおねえさんに事情を話して、
目的のお家の図面を探してもらう間、
あきらかに場違いな私・・・かなりソワソワしました(°Д°;≡°Д°;)
そして結果は・・・
 
残念!
建物図面は登記されていませんでした。
 
 
こんな場合はどうしたらいいのか?
 
 
答えはひとつ。
自分たちで、図面を描けばいいのです!!!
 
というわけで、
敷かれた畳の大きさ、部屋の広さ、家の外周、屋根の出っ張り具合など、
隅から隅までふたりで測りまくり、
タッちゃんが図面を描いてくれました。
ほんと頼れる相方ですねぇ♪
 
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この頃は、家具や食器、仏壇も使われていたときのままになっていました。
後日、居間の壁にずらっと並んだご先祖さまのお写真、一緒に飾られていたナゾのモナリザ(!?)も一緒に、
大家さんが運び出してくださり、家の中は小さな机だけになりました。
 
人が住まないと家はすぐに傷むといいますが、
通いながら風通しをよくするだけで、家の雰囲気は全然違ってくるので不思議です。
最初の頃の、なんとなく重たかった空気はどこへやら。
初めて遊びにきた友達も、いつのまにか畳にゴロンとしています。
 
そんな光景を見るたびに、思うのです。
もしかして、この家も待っているのかなって。
たくさんの人が、この屋根の下に集まって、笑い合う日を。
 
 
 
今日はここまで。

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