『180°SOUTH』

なんだかすごく、いい映画をみてしまった。
『180°SOUTH』
パタゴニアとノースフェイスの創始者が、若き日に旅した道のりを、
現代の若者が辿るというドキュメンタリー。
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旅をしていると、思いどおりにいかないこともたくさんあって、
実際映画の中でも、長年夢見てきた山への登頂は叶わなかった。
 
パタゴニアの創始者、イヴォンが言っていた。
『聖杯を探す旅と同じで、大事なのは聖杯を見つけることじゃない。
その過程なんだ。』
 
旅の途中で。
誰かにかけてもらった言葉は、いつもより長く、心に留まっている気がする。
NYのゲストハウスで、何かはじめたいけどもうすぐ30だし・・・
ってグズグズしている私に、アッキーが言った言葉。
「今やんなかったらこの先は、あの時やっておけば・・・って後悔しかないわよ」
その言葉があったからこそ、今のDOORzがある。
もはや、私の信念みたいなもの。
 
姫路の縁楽堂のジャイさんの言葉も、私を動かす原動力。
那須ってどんなところ?と聞かれて、
観光地としての、ありふれた那須しか説明できなかった私に、
ジャイさんは言った。
「オレ、いま全然那須に行きたいって気持ちにならなかったぞ」
ショックを受けたと同時に、目が覚める思いだった。
この言葉は、ジャイさんの優しさ。
普通の人はきっと、
「へ〜、那須っていいところなんだね〜」って、
さして考えず、そう言うと思うから。
ジャイさんの言葉に、私ももっと那須を知りたいと思った。
新しいことも、古いことも。
次に会うときには、ジャイさんを那須に連れてきちゃうくらいの、
那須自慢ができるように。
 
夢だったゲストハウスをしていても、
やっぱりまだ旅をしたい自分がいて、
でもそれは別に矛盾ではなく・・・
 
いつの間にか忘れていたことを、思い出すために、
一番近くにいる自分のことを、わかるために、
次の誰かに、言葉を贈るために。
 
さて、次はどこへ行こうかな。

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