見える世界のこと。

DOORzをはじめて、11月で1年になる。
これまで本当にいろんな方が泊まりにきてくれた。
 
泊まりにくるゲストさんの仕事。
いつも興味深く聞かせてもらっている。
建築関係、農家、保育士、栄養士、環境保護の仕事、ライター、
カメラマン、理学療法士や作業療法士などの医療系、
公務員、保健室の先生、カフェスタッフ、ウェブ制作業、などなど。
名のある企業の社長さんたちの相談役、という変わった仕事の若者もいた。
 
障害者施設で自立支援の仕事をしていたという、女子ゲストさんからは、
『障害者』と言われている人たちの能力の高さや、
一人暮らしをしている人もいるという事実、
社会に出て行くときに何がハードルになるのかなど、
今まで知らなかった世界を教えてもらい、
『障害者』と、一括りにできないことを知った。
 
学生も泊まりに来る。
一昨日、高校3年生が一人で泊まりにきたのには驚いた。
彼は日光の出身だけど、千葉の高校で農業を勉強していて、
来年からは実家の農業を継ぐそうだ。
「大学に行ってまで、学びたいことがない」
と言っていた。潔い決断だなぁと思った。
私なんかは、とりあえず大学、ってタイプだったから。
社会人歴が長いのはつらいね、えらいねぇと言っていたら、
彼は私よりオトナで、
「もし同じ仕事に大卒の子があとから入ってきても、下に見たりはしません。
曲がりなりにも、大学を卒業するのだって大変だと思うから」と。
 
最近のワカモノは、ゆとり世代、さとり世代などと言われて、
まぁいつもワカモノってのはそういう風に、何か一括りにされがちで、
私のときは「サカキバラ世代、中学生は危険!」みたいな時代だった。
 
でも、世の中や個人に対する色眼鏡は自分のなかにもあって、
ゲストさんと話していると、知らない世界のことを、
勝手に決めつけて見ていたんだなぁと、
気付かされることは多い。
 
いまだに、ゲストさんを迎えるときは緊張して、
心の中で身構えている自分もいる。
でも大抵は取り越し苦労で、
また新しい扉をひらく出逢いがあって、
DOORzを選んでくれたこと、その偶然に感謝する。
 
私の尊敬する、那須のアニキのひとり、
『TURBO』さんはいつも言ってる。
「合う人にしか出逢わないようになってるんだよ」
うん。
縁って、そういうこと。
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