峯岸熊野講餅つき

DOORzがあるのは、芦野の中でも『峯岸(みねぎし)』という集落なのですが、この集落には『熊野講餅つき』という、伝統的な行事があります。
千本杵という、まっすぐな棒状の杵を使って、歌いながら16人で一緒につきます。
これは今年の、熊野講餅つきの様子です。

熊野講の日は餅つきは男性だけで行い、女性と子どもたちはお餅が出来上がったお昼頃、公民館に食べにいくことになっています。
つきたてのお餅と一緒に、カブ汁(カブとサバ缶のおみそ汁)が振る舞われます。
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私たちもお餅をいただいていると、ご近所のおじさんが熊野講餅つきについて教えてくれました。
「昔は男女が一緒に食べることはなかったんだよ。男宿、女宿って当番の家にみんな集まって食べたんだ。男だけで餅をつくのは、神様への捧げものだからっていうのと、この日は一日、女の人を休ませてあげるって意味だと思うよ」
熊野講の『熊野』は峯岸集落の西端にある『熊野神社』に由来するもので、昔はついたお餅と千本杵を奉納したそうです。
実はこの千本杵、みなさん自前の『マイ杵』なのです。
今年は宿員タッちゃんも、2種類のマイ杵を作って意気揚々とでかけていきました。
 
しかし・・・
なんと、2本とも使えなかったそうです!!(;゚∀゚)
 
杵に使えない木というのがいくつかあって、例えばサクラ。
これでつくと、お餅が黒くなってしまうそうです。
そして、もう一つはウルシ。
うーん。このお餅を食べたら、みんな身体が痒くなってしまうかも。
 
タッちゃんのマイ杵は、見事にサクラとウルシだったので、あえなくボツ・・・
来年は木を切るところから、ご近所さんに一緒に行っていただくようお願いしたそうです(笑)
 
あと何年、この行事は続けられるんだろう。
ふとそんなことを考えて、ちょっとさみしい気分になりました。
地方が抱える少子高齢化の問題、芦野だってそれは同じ。
一年でも長く、続いてほしい。今はそう願うばかりです。

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